商標って、
馴染みは無いですが、
実は法人設立の際に、気にした方が良いものです。
そもそも商標って何?
商標というのは、
自己の業務に係る商品、又は、サービスにおいて
使用する標章のことです。
まあ一言でいうとブランドです。
昔、自分の牛と他人の牛を区別するのに焼印を使っていたんだそうです。
その焼印を押すという意味のBurnedが、ブランドの語源だそうです。
じゃあ、標章って??
人の知覚によって認識できるもののうち、
文字、図形、立体的形状、若しくは、色彩、
又は、これらの結合、音、その他政令で定めるものです。
実際には、
文字、図形、それらの結合、立体の他、
動き、ホログラム、色彩、音、位置が商標として認められます。
商標の役割
商標には、次の4つの役割があります。
1.自分と他人の商品やサービスを区別する役割
2.同じところから流通してますよ。と表示する役割
3.商品やサービスの品質は常に同一ですよ。と保証する役割
4.他の商品やサービスとの差別化し、宣伝広告に繋げる役割
法人設立と商標って関係あるの?
商標なんて
大企業じゃない会社には関係ないと思っている方が多いでしょう。
しかし、そうでもないのです。
商標登録の良いところ
商標権を登録しておくと、
誰にも邪魔されずにその商標を使う権利と、
誰かが似ている商標を使ったいたら、それを禁止する権利が生じます。
つまり、
知らないうちに他人の商標権を侵害してしまう可能性があるのです。
商標権を侵害してしまったらどうなっちゃうの?
知っていても知らなくても、
他人の商標権を侵害してしまったら、
使用の差止請求をされます。
ある日突然、警告書が送られてくることもあります。
それ以外にも、
名刺やチラシなどのほか、看板などの廃棄
損害の賠償請求
謝罪広告の掲載
それらに伴う信用の低下・失墜など
甚大な損失が生じます。
商標の調査はできる
その様なトラブルを未然に防ぐためにも、
事前に商標調査をしておきましょう。